紙とKindle、2冊買って読み返し続けた本──「ぜんぶ、すてれば」中野善壽

書籍「ぜんぶ、すてれば」の表紙 思考・読書

「モノが増えてきた」「なんとなく部屋がごちゃついてきた」と感じることはありませんか?

私はアラフォーのサラリーマンで、副業でせどり物販もやっています。仕事柄、モノを扱うことが多いのですが、だからこそ痛感するのが「持ちすぎると動けなくなる」ということです。

そんな私が発売直後に手に取り、その後Kindleでも買い直して、今も定期的に読み返しているのが中野善壽さんの『ぜんぶ、すてれば』です。今日はこの本について書いてみます。

著者・中野善壽さんについて

中野善壽さんは、寺田倉庫の元CEOで、75歳になってもホテルに住み、スーツは数着だけ、車も持たないという「何も持たない」を徹底して実践しているビジネスパーソンです。

私が最も印象を受けたのは、中野さんが「今日を大切にする」ということを、言葉だけでなく本当に生き方として実践していること。過去に縛られず、未来を心配しすぎず、今日この瞬間にフォーカスして生きているビジネスマンは、私が知る限り中野さんだけです。

本の概要

『ぜんぶ、すてれば』は、モノ・人間関係・過去・常識など、人生の「荷物」をすべて手放すことで、本当に自由で豊かな生き方ができるという中野さんの哲学を語った一冊です。

難しい理論ではなく、中野さん自身の体験談と言葉で綴られているので、読んでいて「そうか、こういう考え方もあるのか」とスッと入ってきます。ビジネス書や自己啓発書が苦手な方にも読みやすい、語りかけるような文体です。

読んで刺さったポイント3つ

① 今日だけを生きる

中野さんは「昨日のことは考えない、明日のことを考えすぎない。今日だけを生きる」というスタンスで仕事をしています。

私は物販をやっていると、どうしても「来月の仕入れはどうしよう」「この商品が売れなかったらどうしよう」と先の心配ばかりしてしまいがちです。でも中野さんの言葉を読むと、「今日できることに集中すればいい」とシンプルに整理されて、肩の荷が下りる感覚があります。

②「持たない」ことで身軽になる

中野さんはホテル暮らし、最低限のモノだけで生活しています。これは極端な例ですが、本書を読んで私自身も「本当に必要なものだけ残す」という視点で身の回りを見直すようになりました。

クローゼットに眠っている服、いつか使うかもと取ってある道具、仕事で使わなくなったグッズ──読み返すたびに少しずつ処分できています。これが本を繰り返し読む理由でもあります。

③ 過去の自分に引きずられない

「以前はこうだった」「あの時こうしておけばよかった」という後悔や執着は、前進のブレーキになります。

中野さんは過去に成功したことも、失敗したことも、引きずって生きていません。「すてる」のはモノだけでなく、記憶や感情の荷物も同じ、という視点はとても新鮮でした。アラフォーになると過去の経験や慣習に縛られやすくなるのですが、この考え方はその呪縛を解いてくれます。

今日からできるアクション

  • 使っていないモノを3つ処分する(まず小さく始める)
  • 今日やることだけリストアップして、昨日の反省・明日の心配を一時ストップする
  • 「なんとなく持っているモノ」を1つ手放してみる
  • 本棚・クローゼット・スマホのアプリを見直し、「本当に使っているか」を問い直す

一気にすべてを捨てる必要はありません。本を読み返しながら、少しずつ自分の周りをアップデートしていく──そのペースで十分です。

まとめ・感想

私がこの本を紙とKindleの2冊持っている理由は、「定期的に読み返したいから」です。

ビジネス書は一度読んで終わりになることが多いですが、『ぜんぶ、すてれば』は読むたびに気づきが変わります。荷物が増えてきたな、と感じたとき、迷いが出てきたとき、立ち止まって読み返すと、スッと整理されます。

「モノを減らしたい」「もっとシンプルに生きたい」「今日に集中したい」という感覚がある方に、心からおすすめできる一冊です。

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