「もっとがんばらなきゃ」「収入を増やさなきゃ」と思いながらも、なんとなく毎日が消耗しているような感覚、ありませんか。
私も以前から、「お金の余裕がないのは収入が足りないからだ」とばかり思っていました。でも、かぜのたみさんの本を読んで、その考えがガラッと変わりました。
今回ご紹介するのは、かぜのたみさんの著書『低コスト生活 がんばって働いている訳じゃないのに、なぜか余裕ある人がやっていること。』です。
かぜのたみさんとの出会い
ミニマリストに興味を持ち、いろいろなYouTubeチャンネルを見ていた中で、かぜのたみさんの動画に出会いました。
最初に見たのはルームツアーの動画でした。とにかく部屋に何もない。でも、殺風景というよりは、すごく清潔感があって、バランスボールを椅子として使っていて、静かで、落ち着いた空間。「この人、すごいな」と直感的に感じて、すぐにチャンネル登録しました。
それ以来ずっと動画を見ていますが、かぜのたみさんの魅力は部屋のシンプルさだけではありません。考え方がとてもしっかりしていて、話し方が穏やかで心地よく、言葉の端々から「心の強さ」が伝わってくるんです。「がんばらなくていい」という言葉を、単なるゆるい生き方ではなく、しっかりした哲学として語っている。そこに深く共感しました。
この本、ひと言で言うと?
「支出を減らすことで、人生の自由度が上がる」というシンプルな真実を、丁寧に、具体的に教えてくれる本です。
節約本というと「〇〇円節約する方法」という小技集になりがちですが、この本は違います。かぜのたみさんが伝えるのは、「そもそも何にお金を使っているのか」「なぜ使ってしまうのか」という、もっと根本的な部分です。
「収入を上げなくても、支出を下げることで余裕は生まれる」「余裕があるのは、がんばって稼いでいる人ではなく、コストを下げている人だ」という視点は、読んでいて目が覚める感覚がありました。
読んで刺さったポイント3つ
①「余裕」はお金ではなく「コスト」が作る
「生活費が低い人は、収入が多い人より精神的に安定している」という話が印象的でした。月10万円で生活できる人は、月20万円稼いでいれば10万円の余裕がある。でも月30万円使う人は、どれだけ稼いでも常に「足りない」感覚が付きまとう。当たり前のことのようでいて、サラリーマンとして働いていると、いつの間にか「もっと稼がないと」という方向に思考がいきがちです。でも本当の余裕は「支出を下げること」で作れる、という視点はシンプルながらとても大切でした。
②「何かあったとき」のために貯める、ではなく「今の生活コストを下げる」
将来のための貯金は大切ですが、それ以上に「毎月の固定費・変動費を低く保つこと」が長期的な安心につながるという話も刺さりました。固定費を下げると、少し収入が下がっても生活できる。副業や転職の選択肢も広がる。「生活コストが低い=生きるハードルが低い」という発想は、会社への依存度を下げたいと思っているサラリーマンにとって、とても響く考え方です。
③モノが少ないと、掃除も管理もラクになる
かぜのたみさんの本を読んでいると、なぜか部屋を片付けたくなります。不要な書類を引っ張り出して見直したり、テーブルの上を拭いたり、押し入れの中を見直したり。読みながら手が動くという本はなかなかありません。それは、かぜのたみさんの言葉がただの理屈ではなく、実際に実践している人の言葉だからだと思います。「モノが少ないと、探し物がなくなる。管理コストがゼロになる。頭がスッキリする」という連鎖が、読んでいると実感として伝わってくるんです。
今日からできるアクション
この本を読んで、私が実際に試してみたこと・試そうと思ったことをまとめます。
- 固定費を書き出してみる:家賃・サブスクリプション・保険・スマホ料金など、毎月自動で出ていくお金を全部リストにする。「使っているかどうか怪しいもの」が必ず出てくる。
- テーブルの上を今すぐ片付ける:どんなに小さなことでもいい。「余計なものを置かない」を習慣にするだけで、思考がスッキリする感覚がある。
- 「これ、本当に必要?」を口癖にする:買い物をするとき、サービスに申し込むとき、「本当に必要か」をワンテンポ置いて考えるだけで、無駄な支出がかなり減る。
- 不要な書類を処分する:郵便物や古い明細書、ずっと「いつか見る」と思っていた書類。見てみると、ほとんどは捨てられる。捨てると気持ちよくなる。
まとめ:読む前より、少しだけ部屋がキレイになる本
かぜのたみさんの『低コスト生活』は、「節約術」の本ではありません。「生き方の設計」の本です。
がんばって稼ぐことを否定しているわけでもありません。ただ、「余裕を作るルートは一つじゃない」ということを、静かに、でも確かに教えてくれます。
読み終わったあと、なぜかテーブルを拭きたくなる。押し入れを開けたくなる。「あの書類、捨てよう」という気持ちになる。そういう力がある本です。
ミニマリストに興味がある人、生活の固定費を見直したい人、毎月の出費が気になる人、がんばっているのに余裕がないと感じているサラリーマンの方に、ぜひ読んでほしい一冊です。



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