夢で終わらせなかった人の話|関西弁CA Ryucrewさんの本を読んで、日常がちょっと楽しくなった

夢で終わらせなかった人の話 Ryucrew 書籍表紙 思考・読書

海外に憧れた「あのころ」を思い出しながら

10代や20代のころ、海外旅行が大好きで、いつか毎日世界を飛び回るような生活がしたいと夢見たことがある人、けっこういるんじゃないでしょうか。

私もそのひとりでした。空港に行くだけでテンションが上がって、飛行機のなかでワクワクしながら窓の外を見て、「こういう生活ができたらなぁ」と本気で思っていた時期がありました。

でも現実は、そうはいきませんでした。会社員として働きながら、たまに旅行に行けたら十分と思えるような毎日。「飛び回る生活」は、いつのまにか「夢の話」として心の引き出しにしまわれていきました。

そんな私が、ある日たまたまYouTubeで関西弁CA Ryucrewさんの動画を見かけました。

国際線の外資系CAとして働きながら、カナダに10年以上住んでいて、関西弁でしゃべりながらホテルの部屋をチェックしたり、海外生活のあれこれをユニークに発信しているチャンネルです。「なんか面白い人やな」と思って、ちょくちょく見るようになりました。

そのRyucrewさんが本を出されたということで、読んでみたのがこの本です。

本のひと言説明

「国際線外資系CAがシェアしたい 自分らしく生きるための人生の羅針盤」は、CA歴10年以上・カナダ在住10年以上のRyucrewさんが、海外での暮らし、仕事、家族、人間関係……そういったリアルな体験を通じて見えてきた「自分らしく生きるヒント」を綴った1冊です。

難しいことを言っているわけじゃなくて、旅先でのエピソードや、カナダ人パートナーとのカルチャーギャップ、関西弁バリバリのお母さんとの旅話なんかが、すごく身近なトーンで書かれています。

「自己啓発書を読もう」と気負わずに読める、そんなやさしい本です。

読んで気づいたこと・刺さったポイント

① 諦めることを「諦めていない」人の言葉は違う

RyucrewさんのYouTubeを見ていて、ずっとどこかに感じていたことがあります。「この人、なんで前向きなんだろう」という不思議さです。

外資系のCAとして採用されること、英語を使って海外で働き続けること、カナダで生活を築くこと。どれも簡単じゃないはずなのに、Ryucrewさんの動画や文章には、過度な「努力自慢」がありません。

本の中でも、困難や不安について正直に書いてあります。でも、「だからやめた」じゃなくて、「そういうもんだ、どうするか考えよ」という空気感があって、それがすごく心地よかったです。

諦めた経験がある自分としては、「諦めることを選ばなかった人の言葉」って、どこか重みが違うんですよね。

② YouTubeではわからなかった「私生活」が少し見えた

これは正直、本を読む前から楽しみにしていた部分です。

動画の中のRyucrewさんは、いつも明るくて、サクサクしゃべっていて、楽しそう。でも、それだけじゃないよなと思っていました。

本ではカナダでのリアルな生活、パートナーとの関係性、家族との距離感、故郷を離れることで感じた葛藤など、YouTubeでは語られてこなかった部分が垣間見えます。

「この人、こういうことも感じてたんや」と知ると、また動画を見る目線が変わります。同じ笑顔の裏にある文脈が見えてくる感じ、というか。今後のYouTubeがより深く楽しめるようになるのが、この本の個人的にいちばんの収穫でした。

③ 「自分らしさ」って、そんなに大げさなことじゃなかった

本のタイトルにある「自分らしく生きる」という言葉。よくある話かなぁと思ったところでした、よく聞く言葉すぎて。

でも読んでみると、Ryucrewさんの言う「自分らしさ」って、すごくシンプルなことでした。「自分が心地よいかどうか」「自分が選んでいるかどうか」、それだけのことをちゃんとやり続けるということ。

特別な才能とか、大きな決断とかじゃなくて、日常の小さな積み重ねの話。それが読んでいて、すごく落ち着く感覚がありました。「自分らしく生きる」って、そんなに大げさなことじゃなかったんだなと。

今日からできるアクション

この本を読んで、自分がやってみようと思ったことをいくつか挙げてみます。

1. 自分が「どんな瞬間に心地よいか」をメモしてみる

Ryucrewさんの生き方を見ていると、「好きなことを把握している人」って強いなと感じます。好きなことを言語化できている人は、迷ったときに軸がある。まずは一週間、「あ、今気持ちいいな」と感じた瞬間を書き留めてみるだけでいいと思います。

2. 「夢の引き出し」を一度開けてみる

10代・20代に思い描いていた「あんな暮らしがしたい」という気持ち、すっかり忘れていたり、諦めたことにしていたりしませんか。全部実現しなくていい。でも一度「今でもちょっとやりたいな」と思うものを書き出してみると、思っていたより自分の気持ちが残っていることに気づくかもしれません。

3. 好きなYouTuberさんの本を読んでみる

動画だけでなく、本という媒体で誰かの言葉に触れると、全然違う深さで知ることができます。普段よく見ているYouTuberさんが本を出していたら、ぜひ手に取ってみてください。「あの人、こんなこと考えてたんや」という発見が、日常のなかの小さな楽しみになります。

まとめ・感想

読み終えて一番思ったのは、「この人のことが好きだな」という気持ちが強くなったことです。

YouTubeで感じていた「なんか元気もらえる人」という印象が、本を読むことでより立体的になりました。どんな経験をして、どんなことを感じながら今の生き方にたどり着いたのか、その文脈がわかると、動画の発言ひとつひとつが違って聞こえてきます。

大きな夢を持てとか、海外に出ろとか、そういうことは一切書いていません。ただ「自分が心地よい方を選ぶ」を積み重ねてきた人の話として読むと、今の自分の日常も少し見方が変わる気がします。

「なんか最近、毎日おんなじことの繰り返しやな」と感じているサラリーマンや、「もっとちゃんと生きたいけど、どこから手をつけたらいいかわからない」という30代、40代くらいの人に、特におすすめしたい本です。

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