Amazonの本ランキングを見ていたら、「80代になるとたいていボケるか死ぬ。70代は神様から与えられた特別な時間」という新書が上位に入っていました。刺激的なタイトルに、思わずドキッとした人も多いのではないでしょうか。
60代・70代の親を持つ人だけでなく、いつか来る自分の70代を意識する人にとっても、他人事ではないタイトルです。だからこそ、これほど売れているのだと思います。
私はまだ40代のサラリーマンで、ミニマリストとして「モノを持たない暮らし」を実践しています。70代はまだ遠い未来かと思いながらもいがいと遠くもないという・・。ただ、この本の紹介文を読んで、「持たない暮らし」は年齢を重ねるほど大事になるのではないか、と考えさせられました。今日はその視点から、この本のテーマを掘り下げてみます。
本の概要:72歳の作家が語る「70代の生き方」
著者は作家の林真理子さんです。今回の新書は、72歳になった著者が「健康」「おしゃれ」「仕事」「お金」「人間関係」「趣味」について本音で語るエッセイです。
出版社の紹介文によると、メッセージは明快です。「70代は頭も体もまだ大丈夫。それなりに蓄えもできている。でもこれまでと全く同じことをしていたらダメ」。つまり、70代は今までの延長ではありません。新しいステージだと捉え直すことが、本のテーマのようです。
読者レビューを見ると、評価は分かれています。「面白くサクッと読める」「70代の生き方の参考になった」という声がある一方、「内容は日常のたわごと」という厳しい意見もありました。ただし、共通しているのは「自分の70代を意識させられた」という感想の多さです。それだけ多くの人が、その先の人生に関心を抱いているのだと感じます。
ミニマリスト視点①:70代は「持ち物」を見直す最後のチャンス
出版社の紹介文にある「できないことは諦め、楽しいことを大事にし」という一文は、ミニマリズムの発想そのものだと感じます。
ミニマリストの基本は、すべてを持とうとしないことです。体力・時間・お金には、誰にでも限りがあります。70代になれば、その限りはさらにはっきりと現れるはずです。だからこそ、60代・70代を迎える前の今のうちから、本当に必要なモノ・コトを選び取る練習をしておく価値があります。
たとえば私は、「いつか使うかもしれない」というモノを持たないようにしています。この習慣は、体力が落ちてから片付けを始めるよりも、ずっと楽です。70代になってから大量の持ち物と向き合うのは、想像以上に負担が大きいはずだからです。
ミニマリスト視点②:人間関係も持ちすぎない
本の紹介では、「同じ年代とばかりつるまない」ことが勧められています。これも、人間関係における一種のミニマリズムだと言えそうです。
年齢を重ねると、人付き合いは自然と固定化しがちです。しかし、無理して広く付き合いを維持しようとすると、時間もエネルギーも消耗します。むしろ、心地よい関係だけを厳選して残すほうが、70代・80代を軽やかに過ごせるはずです。
これは、40代の今の私にも通じる話です。SNSでのつながりや、義務感だけで続けている付き合いはないか。定期的に見直すことが、将来への備えにもなると感じました。
ミニマリスト視点③:「その日」を見据えて今を軽くする
本の紹介文の最後には、「確実に近づく『その日』を見つめ、今の1分1秒を楽しんで生きる」とあります。
ミニマリズムの根っこにあるのも、実は同じ発想です。モノを減らす目的は、単に部屋を片付けることではありません。持ち物を厳選することで、今この瞬間に集中する時間を増やすことにあります。
70代・80代になって「その日」を意識したときに慌てないために、今のうちから身の回りを軽くしておく。それは老後への備えであると同時に、今の暮らしを豊かにする選択でもあるはずです。
今日からできること
この本のテーマを、今日から試せる小さな行動に落とし込んでみます。
- クローゼットや引き出しの中から、「いつか使うかもしれない」モノを1つだけ手放してみる
- 今週の予定を見直し、義務感だけで参加している集まりがないか確認する
- 「70代の自分ならどう感じるか」を意識しながら、今日の1時間の使い方を選んでみる
どれも、今日から始められる小さな一歩です。ただし、続けることで、70代を迎えるころの身軽さは大きく変わってくるはずです。
まとめ
「80代になるとたいていボケるか死ぬ」という刺激的なタイトルの本ですが、その根底にあるメッセージは、モノや人間関係を持ちすぎず、身軽に生きることの大切さだと感じました。
70代は遠い未来ではなく、今の選択の積み重ねの先にあります。だからこそ、40代の今から、本当に必要なモノ・コト・人間関係を選び取る習慣を、少しずつ育てていきたいと思います。
気になった方は、ぜひ書店やオンラインストアで手に取ってみてください。








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