スーパーで見つけた銀色のかっぱえびせん。あのオレンジ、もう見られないの?

かっぱえびせん節約パッケージ 気づき
かっぱえびせん節約パッケージ

「あれ、これって…かっぱえびせん?」

スーパーのお菓子コーナーで、見慣れないシルバーのパッケージを手に取ったとき、思わずそうつぶやいてしまいました。

ニュースで話題になっていたやつだ、と気づきました。しかし、実物を見るのは初めてです。なんだか少し、胸がざわつきました。

「石油原料 節約 パッケージ」って何?

パッケージにはっきりと書かれていました。「石油原料 節約 パッケージ」。

石油原料節約パッケージ ラベルアップ

裏面には、こんな説明がありました。 

 Screenshot

ひとりでも多くのお客さまにお届けするため、印刷に使うインクの量をおさえています

つまり、カラフルなオレンジ色の印刷をやめることで、インクの使用量を減らしているわけです。また、それによってより多くの人に商品を届けることを優先した、という判断です。

なぜかっぱえびせん節約パッケージが生まれたのか

原因は「ナフサ不足」です。

ナフサとは、石油を精製して得られる化学原料の基礎となる物質です。たとえば、ペットボトル、スマホのケース、印刷インクの溶剤や樹脂も、もとをたどればナフサにつながっています。

カルビーは2026年5月、中東情勢の緊迫化によりナフサの調達が難しくなったとして、「ポテトチップス」「かっぱえびせん」「フルグラ」など14商品のパッケージをモノクロ(2色刷り)に変更すると正式発表しました(出典:ITmedia NEWS)。

つまり、商品を安定して届けるために、パッケージの色を犠牲にしたのです。そのため、あの明るいオレンジ色が姿を消すことになりました。

手に取ったとき、正直「ちょっと嬉しかった」

正直に言うと、このシルバーパッケージを見つけたとき、少し嬉しかったんです。

「あのニュースのやつだ!」という発見の喜びというか。なんだか、珍しいものを見つけた感覚がありました。もちろん、そのままカゴに入れて買いました。

かっぱえびせん 節約パッケージ 裏面

家に帰るまでは、そういう前向きな気分でした。

家に帰ったら、なんだか寂しくなった

ところが、家でゆっくりパッケージを眺めていると、不思議な気持ちになってきました。

「あの明るいオレンジ色、今後見られなくなるのかもしれない」。そう思ったら、急に胸がじわっとしたんです。

かっぱえびせんのオレンジ色のパッケージって、当たり前すぎて、今まで意識したことがありませんでした。しかし、子どもの頃から当たり前のように見てきた「あの色」が、社会情勢の変化によって、いつのまにか消えていくかもしれない。そう気づいた瞬間、急に大切なものに感じてきました。

嬉しいはずなのに、なんだか複雑な気持ちです。

「いつもそこにあるもの」の価値に気づく

これって、お菓子のパッケージだけの話ではないと思います。

たとえば、仕事帰りにいつも寄るコンビニ。毎日乗る電車。行きつけのカフェ。そういうものって、あることが当たり前すぎて、ありがたみを感じにくいですよね。

しかし、なくなりかけたとき、初めてその存在の大きさに気づく。そういうことって、意外と多いと思います。

かっぱえびせんのパッケージを眺めながら、そんなことを考えていました。食べ物が日常の気づきをくれることって、意外と多いものです。たとえば以前書いた北陸限定「キムチビーバー」の記事でも、地方限定品との出会いから気づきを得た話を書きました。また、ポッサムにハマった話のように、日常のちょっとした食体験がきっかけで新しい発見があることも多いです。

まとめ:銀色のかっぱえびせん、見かけたらぜひ手に取って

もしスーパーで銀色のかっぱえびせんを見かけたら、ぜひ手に取ってみてください。

中身はいつものかっぱえびせんそのまま。味は変わりません。ただ、その銀色のパッケージを眺めながら、「いつもそこにあるもの」の価値を、少しだけ考えてみてほしいなと思います。

それだけで、ちょっとだけ日常が違って見えてくるかもしれません。

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