ものを減らしたい私が、ブックカバーだけは欲しくなった話

クッキー柄のブックカバーが本にかけられ、コーヒーとクッキーが添えられたフラットレイ写真 モノコト整理

「今年こそ、ものを減らそう。」そう思っていたのに、また欲しいものが増えました。ミニマリストを目指しているのに、なぜか物欲が湧いてしまう。そんな経験、ありませんか。私も同じです。サラリーマンとして働きながら、休日にふと目に入ったニュースで、久しぶりに「欲しい」と思うブックカバーに出会いました。

「ものを減らしたい」が口癖になった私

数年前から、私はミニマリストの考え方に強く惹かれています。デスク周りも、クローゼットも、できるだけシンプルに。そう決めてから、買い物のときに立ち止まる時間が増えました。ただし、完全にモノを手放せているかというと、そうでもありません。なぜなら、「これくらいなら」と自分に許してしまうジャンルが、いくつかあるからです。その一つが、実は本にまつわる小物でした。

全国のご当地みやげがブックカバーになるニュース

先日、トーハンが「全国ご当地おみやげブックカバーコンテスト2026」というキャンペーンを発表しているのを見つけました。全国37社が協賛し、地元の名物をデザインしたブックカバーを、文庫本購入時に配布する取り組みです。北海道・東北、関東、中部、東海・近畿、中四国・九州の6ブロックに分かれ、それぞれの地域を代表するお菓子や工芸品がモチーフになっています。赤いサイロ、ハスカップジュエリー、九谷焼、おたべ、福砂屋のカステラなど、名前を見るだけでも旅行気分になれるラインナップです。配布は2026年8月31日から、全国498書店でスタートするそうです。

気になったのは「クッキーがぎっしり詰まった一枚」

数あるブックカバーの中で、私が一番気になったのは関東ブロックの一枚でした。「菓子工房ルスルス クッキー缶」をモチーフにしたデザインです。缶の中にクッキーがぎっしり詰まった、あの光景がそのままデザインになっているようで、想像するだけで楽しくなりました。ふだんは物欲があまり刺激されない私ですが、こういう「見ているだけで幸せな気持ちになるデザイン」には、やはり弱いようです。しかも、これは新しく買い足すモノではありません。文庫本を1冊買えば、自然と手に入るおまけです。この「ついてくる」という感覚が、ミニマリストにはちょうどいいのだと思います。

ブックカバーなら持ってもいいと思える理由

なぜブックカバーだけは、心のハードルが低いのでしょうか。理由を考えてみると、いくつか思い当たります。まず、場所を取らないこと。かさばらず、引き出し一つに何枚あっても困りません。また、実用品であること。ただ飾るだけのコレクションと違い、本を読むたびに実際に使えます。さらに、消耗品に近い存在であること。使い込めば傷んでいくものなので、「一生大事に取っておかなければ」というプレッシャーがありません。つまり、モノを増やす罪悪感が少ないまま、気分を上げてくれる存在なのです。ミニマリストを目指す人ほど、こうした「小さな楽しみ」を意識的に残しておくと、生活に無理がなくなる気がします。

今日からできる、モノを増やさない工夫

とはいえ、何でも「実用品だから」と理由をつけて買い足していては、結局モノは増えてしまいます。そこで私は、次のようなルールを決めています。1つ増やしたら、1つ手放す。この基本を、ブックカバーのような小物にも当てはめます。たとえば、今使っているブックカバーが1枚あるなら、新しいものをもらったら古い方は誰かに譲るか処分すると決めておく。また、「欲しい」と思った瞬間に即決めせず、一晩置いてから本当に必要か考える。この2つを守るだけでも、物欲に流されすぎることは減ります。今回のクッキー柄のブックカバーも、実際に手にする機会があれば、この2つのルールに沿って向き合ってみようと思っています。

まとめ|「欲しい」を我慢しすぎなくていい

「ものを減らしたい」という気持ちと、「これは欲しい」という気持ちは、実は両立できます。大切なのは、何でも我慢することではなく、自分にとって心地よいモノとの距離感を見つけることだと思います。もし今、あなたにも「これくらいなら」と思えるジャンルがあるなら、それを責める必要はありません。ただし、ルールを一つ決めておくだけで、モノは自然と適量に落ち着いていきます。今日、身の回りにあるお気に入りの一つを、あらためて眺めてみてください。きっと、ものを減らす暮らしも、もう少し楽しくなるはずです。

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