朝、窓の外からカラスの「カァカァ」という鳴き声が聞こえてきた。目が覚めてしまい、ふと思った。
「カラスの鳴き声って、なんであんなにうるさいんだろう。鳴く回数に何か意味があるって聞いたことあるけど、本当なのかな」
気になってAIに聞いてみたら、思っていたよりずっと面白い話が出てきた。
まず、日本のカラスは2種類いる
カラスと一口に言っても、日本でよく見かけるのは主に2種類だ。
- ハシブトガラス:くちばしが太く、「カァー」と澄んだ声で鳴く。住宅街でよく見かけるのはこちら
- ハシボソガラス:くちばしが細く、「ガァー」と濁った声で鳴く。田んぼや河原など自然の多い場所に多い
撮影: あおもりくま / Wikimedia Commons(CC BY-SA 4.0)
撮影: あおもりくま / Wikimedia Commons(CC BY-SA 3.0)
「カラス」と思って見ていたのに、実は違う種類だったりする。顔つきも鳴き声も違う。また、意識して見ると区別できる。これだけでも「へえ」と思った。
カラスの鳴き声は40種類以上ある
カラスの鳴き声の種類は、研究者によると40種類以上あるとされている。
鳥の中でも多い部類だ。つまり、鳴き方を変えることで仲間に様々な情報を伝えている。
- 「カァー、カァー」と間隔をあけて鳴く → 群れで移動するときの合図。仲間がはぐれないように
- 「クワッ、クワッ」と短く断続的に鳴く → 縄張りの主張
- 「アワアワ」というような柔らかい声 → 仲間同士のコミュニケーション。親がヒナに話しかけるときなど
「カァカァうるさい」と感じていたあの鳴き声。実はちゃんと目的があって、使い分けられていたのだ。
鳴く回数に意味はあるのか?
ここが一番気になっていた部分だ。調べてみると、こんな話が出てきた。
| 鳴く回数 | 意味とされているもの |
|---|---|
| 1回 | あいさつ |
| 2回 | 注意喚起・空腹のサイン |
| 4回 | 警戒・威嚇 |
| 6回 | 「敵がいる」と仲間への警告 |
ただし、正直に言うと「完全に科学的に証明されたもの」ではない。個体差もある。また、同じ回数でも状況によって意味が変わることもある。
カラスの研究者たちは鳴き声のパターンを分析している。しかし、「この回数=この意味」と断言できるほど単純ではないらしい。
ただ、「まったく意味がない」わけでもない。鳴き方のパターンと状況を照らし合わせると、確かに傾向はあるようだ。つまり、「何かを伝えようとしている」ということは間違いない。
カラスの知能が想像以上だった
話を聞いていて、もっと驚いたのがカラスの知能だ。
研究によると、カラスの知能は5〜7歳の子どもに相当するとも言われている。
たとえば、具体的にできることがすごい。
- 道具を使う:枝を加工してフックを作り、木の割れ目の虫を引っ張り出す
- 顔を覚える:人間の顔を認識し、嫌なことをした人を長期間覚えて警戒し続ける
- 順番を考える:エサを取るために複数のステップを組み立てて行動できる
- 石を使ってエサを取る:水の入った容器に石を落として水位を上げ、浮いているエサを取る
とくに「人の顔を覚える」という話は面白かった。カラスを追い払った人が翌日その場所を通ると、集中的に鳴かれたり威嚇されたりする。あれは「こいつだ」と認識しているからだという。
なお、うかつに手を出してはいけない相手だ、と少し見方が変わった。
6月はカラスが特に攻撃的になる時期
カラスの繁殖期は3月〜7月で、巣作りから産卵、子育てまでが続く。
特に5〜6月はヒナが育つ時期だ。そのため、親カラスが巣の近くを通った人間を「脅威」とみなして攻撃してくることがある。
「最近カラスに追いかけられた」という話を聞くのは、だいたいこの時期だ。カラスが「カカカカ」と短く連続して鳴き始めたら威嚇のサイン。また、その場からすぐ離れるのが正解らしい。
逆にいうと、8月以降はヒナも巣立って落ち着く。つまり、今だけのことでもある。
「うるさい」から「何を言っているんだろう」に変わった
以前はカラスの声を聞いても「また鳴いてるな」くらいにしか思っていなかった。
でも今は少し違う。朝の「カァカァ」が聞こえると、「仲間に何か伝えてるのかな」と考えるようになった。さらに、「繁殖期で警戒してるのかな」と思うこともある。
ハト記事のときも同じだったけど、「うるさい」「邪魔」と思っていたものが、仕組みを知ると急に面白く見えてくる。
知識が増えると、世界の解像度が少し上がる気がする。それが日常の「なぜ?」を調べることの面白さだと思っている。
まとめ
- カラスは日本に主に2種類いて、鳴き声が違う
- 鳴き声は40種類以上あり、目的に応じて使い分けている
- 鳴く回数と意味の対応は「傾向がある」が、完全に解読されたわけではない
- カラスの知能は5〜7歳の子どもレベル。顔を覚えて仕返しもする
- 今(6月)はカラスの繁殖期。威嚇鳴きが聞こえたらすぐ離れよう
次に朝カラスの声で目が覚めたとき、「何回鳴いてるんだろう」と数えてみてください。ちょっとだけ楽しくなるかもしれません♪
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