韓国旅行で最初に不安になるのが、仁川空港に降りた瞬間だと思います。案内板がハングルだらけで、どこへ進めばいいのか一瞬わからなくなるからです。
ただ、結論から言うと、仁川空港の看板はハングルを1文字も読めなくても意味がわかります。なぜなら、韓国語には漢字からできた言葉がとても多く、音が日本語とほとんど同じだからです。
この記事では、まず覚えるべき「도착(トチャク)=到着」の2文字から始めて、空港で実際に使える漢字語を早見表にまとめます。覚えることは徹底的に減らしました。
仁川空港の看板は、ハングルが読めなくても意味がわかる
ハングルは記号のように見えるので、多くの人が「勉強しないと無理」と思っています。しかし、旅行で必要なのは文法でも発音記号でもありません。
必要なのは、看板に出てくる数語だけです。つまり、空港の案内板に何度も出る言葉さえ押さえれば、それで足ります。
そして、その数語のほとんどが漢字語です。だから、日本人にとっては世界一おぼえやすい外国語の看板だと言えます。
まず覚える2文字「도착」=到着
仁川空港で飛行機を降りて、最初に目に入る看板がこれです。青い案内板に、白い文字で「도착」と書かれています。
読み方は「ト・チャク」です。そして意味は「到着」。日本語の「トウチャク」と、ほとんど同じ音です。
つまり、この2文字は覚えるというより、思い出すだけで済みます。矢印の先にあるのは到着ロビー、そう判断して進んで問題ありません。
ちなみに、反対の「출발(チュルバル)」は「出発」です。こちらも音がそのまま残っています。
なぜ韓国語は日本語と音が似ているのか
韓国語の単語には、漢字からできた言葉、いわゆる漢字語がたくさんあります。一説には語彙の半分以上が漢字語だとも言われます。
そして、日本語の漢字の音読みも、もとをたどれば同じ中国語の発音から来ています。そのため、同じ漢字を使った言葉は音が似るわけです。
要するに、ハングルは「音を表す記号」にすぎません。だから、音さえ拾えれば、意味は日本語の知識でわかってしまいます。
「철도, 버스」=鉄道、バス
到着ロビーを進むと、交通の案内板に「철도, 버스」という表示が出てきます。どちらも乗り物の名前です。
まず「철도」は「チョルド」と読み、意味は「鉄道」です。ここでも音がそのまま残っています。
一方で「버스」は漢字語ではありません。これは「ポス」と読み、英語の bus をそのままハングルで書いたものです。
このように、韓国語の看板は「漢字語」と「英語をそのまま書いた言葉」の二本立てになっています。なぜなら、どちらも日本人には推測しやすいからです。
「안내」を覚えると看板が一気に読める
空港の中では「공항안내」という看板をよく見かけます。「コンハン・アンネ」と読み、意味は「空港案内」です。
ここで注目したいのは、後ろ半分の「안내(アンネ)」です。これは「案内」という意味の、単独で使える言葉です。
そのため、少し歩いて「호텔·관광안내」という看板が出てきても、もう読めます。「ホテル・観光案内」です。
このように、1つ覚えた文字が別の看板でまた出てくるのが韓国語の看板の面白いところです。つまり、覚える数を増やさなくても、読める看板だけが増えていきます。
仁川空港の看板で使える漢字語の早見表
ここまでに出た言葉に加えて、仁川空港で実際に目にする漢字語をまとめました。スマホに保存しておくと、入国から市内へ出るまでの流れがそのまま追えます。
| ハングル | 読み | 漢字 | 意味 |
|---|---|---|---|
| 도착 | トチャク | 到着 | 到着ロビー |
| 출발 | チュルバル | 出発 | 出発ロビー |
| 입국 | イプクク | 入国 | 入国審査 |
| 출국 | チュルグク | 出国 | 出国審査 |
| 세관 | セグァン | 税関 | 税関 |
| 수하물 | スハムル | 手荷物 | 手荷物受取所 |
| 환전 | ファンジョン | 換銭 | 両替所 |
| 면세점 | ミョンセジョム | 免税店 | 免税店 |
| 공항 | コンハン | 空港 | 空港 |
| 철도 | チョルド | 鉄道 | 鉄道 |
| 지하철 | チハチョル | 地下鉄 | 地下鉄 |
| 안내 | アンネ | 案内 | インフォメーション |
| 화장실 | ファジャンシル | 化粧室 | トイレ |
| 주차장 | チュチャジャン | 駐車場 | 駐車場 |
読み方はあくまで近い音のカタカナです。しかし、看板を判断するだけなら、この精度で十分に足ります。
なお「입국(入国)」と「입구(入口)」は形がよく似ています。そのため、最後の文字が「국」か「구」かだけ確認すると間違えません。
45秒の動画でも解説しています
実際の仁川空港の看板を映しながら、この記事の内容を45秒にまとめた動画です。まず看板を見て、あとから答え合わせをする形にしています。
この動画は「読めるソウル」というシリーズの第1回です。次回はソウルの街なかの看板を読みます。
今日からできること5つ
- 飛行機を降りたら、まず「도착」の2文字だけを探す
- 看板を見たら、意味より先に音をカタカナで読んでみる
- 読めた音を、日本語の熟語に当てはめてみる
- 「안내」が入った看板を1日1つ見つける
- 早見表をスマホのスクリーンショットで持っておく
どれも現地で30秒あればできます。そして、1つでも読めた瞬間に、看板の見え方が変わります。
まとめ
仁川空港の看板は、ハングルが読めなくても意味がわかります。なぜなら、韓国語には漢字語が多く、日本語と音がよく似ているからです。
まずは「도착=到着」の2文字だけで十分です。そこから「철도=鉄道」「안내=案内」と、看板に出てきた順に増やしていけば、勉強という感じはしません。
つまり、覚えることを減らすほど、旅は身軽になります。読めるだけで、旅は変わります。
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