韓国旅行の荷物、気づくと増えていませんか。「いつか使うかもしれない」と入れたものが、結局一度もカバンから出てこない。旅の「あるある」ですよね。
そこで今回は、その場面を60秒のショートアニメにしました。主役は、リュックにぶら下がったうさぎのキーホルダー「トッキ」です。釜山駅に大荷物で着いた私に、トッキがこう言います。「そのカバンの中身、ほとんど使わないでしょ?」
結論から言うと、アニメで伝えたかったことは2つです。まず、「いつか使う」はたいてい来ないということ。そして、身軽になると、街の看板が読めるくらい周りを見る余裕が生まれるということです。この記事では、アニメの中身と一緒に、韓国旅行の荷物を減らすコツと、作中に出てくるハングルの読み方をまとめます。
相棒「トッキ」は、韓国語で「うさぎ」
トッキは、ミント色のうさぎのキーホルダーです。左耳はピンと立ち、右耳は垂れていて、垂れた耳には黄色い星がついています。一人称は「ボク」で、少しいたずらっぽいツッコミ役です。
名前の由来は、韓国語の토끼(トッキ)=うさぎです。つまり、韓国語でそのまま「うさぎ」と呼んでいることになります。旅先でハングルをひとつ覚えるきっかけになればと思い、この名前にしました。
ちなみに、「끼」の「ㄲ」は濃音(のうおん)と呼ばれる音です。息をあまり出さずに、のどを詰めるように「ッキ」と発音します。そのため、カタカナでは「トッキ」と小さい「ッ」が入ります。
あらすじ:釜山駅でキーホルダーがしゃべった
物語は、主人公が大きなカバンを抱えて釜山駅(부산역)に着く場面から始まります。「ふう……釜山、着いたぞ……」とため息をついたところで、リュックのキーホルダーが「ねえ、その荷物……重くない?」と話しかけてきます。
驚く主人公に、トッキはカバンの中身を指摘します。中から出てきたのは、同じものが3つ、そして「予備の予備」。主人公は「いつか使うかもしれないし……」と言い訳しますが、トッキの返事は「『いつか』は、たいてい来ないよ」。主人公は「……ぐうの音も出ない」と黙ってしまいます。
その後、身軽になった主人公は釜山の街を歩き出します。すると、並んだ看板の中からひとつの文字が読めるようになります。それが「돼지국밥(テジクッパ)」でした。
韓国旅行の荷物が増える理由は「いつか使うかも」
韓国旅行の荷物が増える一番の原因は、「もしも」のための持ち物です。たとえば、雨が降ったら、寒かったら、汚れたら。そう考え始めると、服も小物も「予備の予備」まで入れたくなります。
しかし、韓国は日本から近く、コンビニもドラッグストアも街中にたくさんあります。つまり、たいていのものは現地で買えます。実際に私も、釜山旅行で変換プラグを忘れたことがありました。けれども、西面駅すぐのセブンイレブンで買えて助かりました。
要するに、「いつか」に備えて持っていくより、「困ったら現地で買う」と決めたほうが、韓国旅行の荷物はずっと軽くなります。アニメでトッキが言った「『いつか』はたいてい来ない」は、この気づきをひと言にしたものです。
身軽になると、看板が読める
重いカバンを引きずっていると、目線はどうしても足元に落ちます。一方で、両手が空いていると、顔を上げて街を見る余裕が生まれます。アニメの後半では、その変化を「看板が読める」という形で描きました。
主人公が見つけた看板は「돼지국밥」です。まず前半の돼지(テジ)は「豚」、後半の국밥(クッパ)は「スープごはん」という意味です。つまり、돼지국밥は「豚のクッパ」。釜山の名物料理です。
なお、日本では「デジクッパ」と書かれることが多いです。なぜなら、「ㄷ」は語頭ではテとデの中間のような音になるからです。そのため、作中の主人公も「テジ……クッパ。デジクッパだ!」と、読みながら言い直しています。
アニメに出てくるハングル早見表
作中に登場したハングルを表にまとめました。どれも釜山の街やクッパ店のメニューで実際に見かける単語です。
| ハングル | 読み方 | 意味 |
|---|---|---|
| 부산역 | プサンヨク | 釜山駅 |
| 토끼 | トッキ | うさぎ |
| 돼지 | テジ | 豚 |
| 국밥 | クッパ | スープごはん |
| 돼지국밥 | テジクッパ | 豚クッパ |
| 순대국밥 | スンデクッパ | 韓国式腸詰め入りのクッパ |
| 수육 | スユク | ゆで豚 |
動画はこちら(60秒)
トッキと主人公のやりとりは、ぜひ動画で見てください。字幕(CC)ボタンから、英語・中国語・韓国語の字幕も選べます。
韓国旅行の荷物を減らすために、今日からできること
- カバンの中身を全部出して、「前回の旅で一度も使わなかったもの」を1つ抜く
- 同じものが2つ以上入っていたら、1つに減らす(「予備の予備」をやめる)
- 「現地のコンビニで買えるもの」には印をつけて、持っていかない候補にする
- 服は「着る日数」ではなく「洗って回せる枚数」で考える
- 空いたスペースに、看板で読みたいハングルを1つメモしておく(まずは돼지국밥から)
このアニメについて
このアニメの絵とキャラクターは、すべて自分で作ったオリジナルです。トッキも、既存のキャラクターに似せないように、色・耳の形・顔・話し方を考えてデザインしました。
また、声はAIの音声合成で作っています。主人公の声は、私自身の声をもとに合成したものです。BGMは、私が作った曲「Morning Focus」を使いました。
「身軽な韓国旅アニメ」は、これから続きを作っていく予定です。次はトッキとどこへ行くのか、楽しみにしていてください。
まとめ:荷物は少なく、思い出は多く
韓国旅行の荷物が重くなるのは、「いつか使うかも」という不安を詰め込むからです。しかし、その「いつか」はたいてい来ません。困ったら現地で買えばいい、と決めるだけで、カバンも気持ちも軽くなります。
そして、身軽になって顔を上げると、看板の돼지국밥が読めるようになります。アニメの最後、主人公は「荷物より、こういうのを持って帰りたいな」とつぶやきます。するとトッキが、「それ、思い出っていうんだよ」と返します。
荷物は少なく、思い出は多く。次の韓国旅行の荷物は、1つ減らすところから始めてみませんか。
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