韓国の市場を歩くと、店の看板が全部ハングルで、どこで何を売っているのかわかりません。しかし、トッポッキのハングル、つまり「떡볶이」の3文字だけは、私も初日から読めました。
ただ、結論から言うと、トッポッキのハングル(떡볶이)は、韓国語を勉強していなくても読めます。なぜなら、日本人がすでにカタカナで知っている料理名が、そのままハングルで書いてあるだけだからです。
この記事では、ソウルの市場で見つけた赤い看板の「떡볶이」を入口に、市場で使える料理名を早見表にまとめます。意味を推測する必要はありません。
ソウルの市場の看板は、料理名から読むと一番早い
ハングルを覚えようとすると、たいてい文字の表から入ります。しかし、それだと看板が読めるようになるまで時間がかかります。
そのため、私は逆から入りました。つまり、すでに知っている料理名だけを、看板の中から拾う方法です。
なぜなら、トッポッキもキンパもスンデも、日本語と韓国語で呼び方がほとんど同じだからです。要するに、意味を考える必要がありません。
トッポッキのハングル「떡볶이」の読み方
ソウルの市場で見つけたのは、赤い看板に白い文字で書かれた「떡볶이」でした。3文字です。
これを頭から音にすると「トッ・ポッ・キ」になります。つまり、そのまま「トッポッキ」です。
日本のコンビニでも売っている、あの甘辛い餅の料理と同じ言葉です。したがって、意味を知らなくても、看板を見た瞬間に「ここはトッポッキの店だ」とわかります。
分解すると「떡=餅」「볶이=炒めもの」
もう一歩だけ踏み込みます。「떡볶이」は2つの部分でできています。
前の「떡(トッ)」は餅のことです。そして、後ろの「볶이(ポッキ)」は「炒めたもの」を指します。
要するに、떡볶이は「餅の炒めもの」です。名前がそのまま料理の説明になっているわけです。
しかも、この2つは他の料理名にも出てきます。そのため、1皿覚えるとメニューが芋づる式に読めます。
なぜ料理名がハングル攻略の近道なのか
韓国語には、日本語と音が似ている漢字の言葉がたくさんあります。市場(시장)や常設市場(상설시장)がその例です。
一方で、料理名はもっと簡単です。なぜなら、意味を漢字から推測する必要がなく、音を聞いた瞬間に日本語の記憶とつながるからです。
さらに、치킨(チキン)や커피(コーヒー)のような外来語も同じです。つまり、カタカナで知っている言葉は、全部そのままハングルで書いてあります。
市場で見かける料理名の早見表
市場や屋台の看板で、実際によく見る料理名を並べました。読みを声に出すと、知っている言葉だと気づけます。
| ハングル | 読み | どんな料理か |
|---|---|---|
| 떡볶이 | トッポッキ | 餅の甘辛炒め |
| 김밥 | キンパ | 韓国風のり巻き |
| 순대 | スンデ | 腸詰め |
| 빈대떡 | ピンデトック | 緑豆のチヂミ |
| 육회 | ユッケ | ユッケ |
| 만두 | マンドゥ | 餃子 |
| 칼국수 | カルグクス | 包丁切りの麺 |
| 국밥 | クッパ | スープごはん |
| 해장국 | ヘジャングク | 酔い覚ましのスープ |
| 냉면 | ネンミョン | 冷麺 |
| 비빔밥 | ピビンパ | ビビンバ |
| 삼겹살 | サムギョプサル | 豚バラ焼き |
| 치킨 | チキン | フライドチキン |
| 커피 | コピ | コーヒー |
なお、広蔵市場のような大きい市場では、김밥・빈대떡・육회が特に多く並びます。つまり、この3つを覚えるだけでも歩きやすくなります。
「떡」と「볶음」がつく料理も芋づる式に読める
「떡=餅」を覚えると、他の看板でも同じ文字が見つかります。同じように、「볶음=炒めもの」も繰り返し出てきます。
| ハングル | 読み | 意味 |
|---|---|---|
| 떡국 | トックク | 餅のスープ(韓国のお雑煮) |
| 떡갈비 | トッカルビ | ハンバーグ状のカルビ |
| 가래떡 | カレトック | 棒状の白い餅 |
| 볶음밥 | ポックムパプ | チャーハン |
| 제육볶음 | チェユクポックム | 豚肉の甘辛炒め |
| 오징어볶음 | オジンオボックム | イカの炒めもの |
このように、1つの単語が次の単語の手がかりになります。だから、覚える数は増えていきません。
32秒の動画でも解説しています
トッポッキのハングルを実際の看板で読むところを、32秒の動画にまとめました。文字だけよりも、市場での見え方が伝わると思います。
これは「読める韓国」というシリーズの3本目です。1本目は仁川空港、2本目は広蔵市場の看板を扱っています。
今日からできること5つ
- トッポッキのハングル「떡볶이」の3文字だけスマホのメモに入れておく
- 市場に入ったら、まず赤やオレンジの派手な看板を探す(粉食の店に多い)
- 読めた料理名を声に出してみる。音が合えばそれが答えです
- 「떡」「볶음」がついた別の看板を、同じ日のうちに1つ見つける
- 注文するときは料理名だけ言えば通じる。文章にしなくてよい
どれも現地で30秒あればできます。つまり、事前の勉強時間はいりません。
まとめ
ソウルの市場の看板は、知っている料理名から読むのが一番早いです。なぜなら、日本人がカタカナで覚えている料理名が、そのままハングルで書いてあるからです。
まずはトッポッキのハングル「떡볶이」の3文字で十分です。そこから「떡=餅」「볶음=炒めもの」と、看板が芋づる式に読めていきます。
つまり、覚えることを減らすほど、旅は身軽になります。読めるだけで、旅は変わります。
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